熱交換器とは?

熱交換器とは?―熱交換器の種類
温度の高い流体から低い流体へ熱を移動させる機器。
液体や気体などの流体を用いて効率的に熱エネルギーを交換することで、加熱や冷却の用途で使われます。

熱交換器の種類
方式 |
プレート式 |
シェル&チューブ式 |
フィンチューブ式 |
概要 |
伝熱板となる凸凹にプレスされた金属の板(プレート)を重ね合わせ、交互に温度差のある流体が流れる回路がある。 |
シェル(筒)の中に、細い伝熱管(チューブ、管)が複数本入っている。伝熱管(チューブ)の内側と外側に異なる温度の流体を流すことで熱交換を行う。 |
伝熱管(チューブ)に伝熱板(フィン)を取り付け、伝熱面積を増やしたもの。 チューブ内に液媒体を流し、チューブ外面と差し込んだフィン(放熱板)にガス体を当てて熱交換させる。一般的なエアコンもこのタイプ。 |
どのような場所に使われている?
一般用 |
産業用 |
・エアコンの室内機
(冷媒-空気の熱交換)
・冷蔵庫
・自動車のラジエーター |
・ボイラー
・食品、化学薬品製造における冷却工程/加熱工程/冷蔵
・半導体製造工程(縦型拡散炉等)
・液晶パネル製造工程(各種プロセスガス、キャリアーガス加熱、チャンバ乾燥用高温ガス冷却)
・自動車製造工程(空調用) |
従来の熱交換器の課題とは?
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高効率化・小型化・高耐久
課題1. 熱交換器の性能=伝熱面積をいかに増やすか?(高効率な熱伝達)
…効率よく熱交換するためには、伝熱面積を大きくする必要がある
→そのためには大型化を免れない。もしくはサイズはそのままで低効率化するしかない
(伝熱面積を犠牲にしなければならない)
課題2. 熱伝達率や伝熱面積の計算に工数がかかる
課題3. もっと小型に設計できないか?
課題4. 熱交換器の外周側に高温流体が流れているため、熱膨張の伸縮で金属に歪みが生じる(リークの原因になる)
これらの課題を解決する当社の「SCFチューブ採用熱交換器」
数々の技術賞を受賞。円管の約1.8倍の伝熱面積でサイズ1/2の小型高効率熱交換器
●二重管式熱交換器の大型版、大流量に対応できます。
●高効率・省スペース・高耐久性を兼ね備えた次世代型熱交換器として、
当社では多葉状二重管式伝熱管「SCFチューブ」を採用した多管式熱交換器をご提案しています。
●このシリーズは家庭用燃料電池システム「エネファーム」の搭載部品として実績を重ねています。
他にも工場設備の排熱回収にご利用いただいております。
※本製品は受注生産品です。お客様の仕様条件を伺い、設計製作いたします。条件ご記入用ダウンロードはこちらから→ 

※多葉管のポテンシャル 自社評価試験による
製品詳細ページはこちらから SCFチューブ採用 高効率熱交換器シリーズ
SCチューブとは?

多葉状高効率伝熱管(Shooting Clover Tube=SCチューブ)。
加工前の素管の伝熱面積を維持したまま断面を多葉形状に成型する事で流路断面積を適正にし、流体の速度上昇、熱伝達率の向上を実現した新しい技術です。
SCFチューブとは?

SCチューブをフィンとして用いることで、チューブ内側に高温ガス流路を形成。 より大きな伝熱面積が得られます。 生産工程における環境改善 材料にリサイクル可能なステンレスを使用。さらに製造段階の接合は、特殊な金属や薬品を使用しない無酸素電気炉や水素雰囲気炉による接合法を採用。
海外にない熱交換器をつくる技術連携・協力工場とで量産化。
技術「冷間引き抜き加工」両端部の加工が省け、生産性が大幅に改善

内側の多葉管と外側の丸管を、冷間引き抜き加工で圧入できるように改善したため、従来の多葉管の両端部の加工が省け、生産性の向上と低コスト化を達成することが出来た。
最大で全長数mの管を圧着可能。
円管式とSCFチューブ式の違い
「一般的な円管式熱交換器の課題は?」
「SCFチューブ採用熱交換器の特徴は?」
などの疑問は下のコンテンツをご覧ください。(どちらのページにも掲載しています)
製品詳細ページはこちらから SCFチューブ採用 高効率熱交換器シリーズ
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